コーヒーの酸味に対しては肯定的な方と否定的な方に分かれますね
写真は私がパナマの有名なエスメラルダ農園に行ったときの写真です
ゲイシャという品種なんですが、それはさておき珈琲豆は果実の中にある種子です
焙煎とは素材の味を活かすことですので酸味も重要な要素の一つです
肯定的な人と否定的な人に何故分かれるのか?
私の見解です
・焙煎人の嗜好を少し押し付けている
少しといいましたが結構かもしれません
ある焙煎人は酸味に肯定的ですが酸味が全くないような深煎りには否定的です
ある焙煎人は酸っぱいコーヒーなんて飲めたもんじゃないと言います
これは個人の主観です。決めるのは購入した方です
購入する方の主観にあわせてベストなコーヒーを提供するのが珈琲豆屋さんです
こういう思考に対して柔軟性(何でも売るという意味ではありません)が
無いコーヒー豆屋はあまりお薦めしたくありません
理由は簡単です。購入者の美味しさの幅を狭くします
私も当然自家焙煎の珈琲豆屋をはじめる頃は酸味が苦手でした
苦くて深煎りの珈琲=通だと教えられたからです
しかし、渡米したとき違った美味しい深煎りに出会いました
そこには美味しい酸味もしっかり感じました
その後は酸味の有無だけでなく色々な美味しさを知ることが出来ました
考えてみてください
人参は嫌い、ピーマンは嫌い、じゃがいもは好き
魚は嫌い、肉は好き
これ美味しいを知らないだけなのかもしれません
実は私は鯖が苦手だったんです。臭いがあるっと
鯖=美味しくないと決めつけていました
ところがが美味しいバッテラを食べてから好きになりました
珈琲豆屋の役割は色々な美味しいコーヒーに触れてもらうこと
そこで色々な美味しいコーヒーに出会うこと
そのために自家焙煎の珈琲豆屋はあるんじゃないでしょうか・・