自家焙煎のお店を閉店してから他の珈琲を飲んでいます
(A)自家焙煎のお店で100g900円ぐらい
(B)大手の200g900円ぐらい
飲み比べてみたんです
ぶっちゃけの感想です
・生豆のグレードはほぼ同じかAが少し低い
・焙煎はほぼ同じくらいですがBのほうが酸味の活かし方が上手
両方とも美味しいのですが値段が倍は違います
正直スペシャルティーのグレードかと言われると
ギリギリか違うなあってラインです・・
どうしても店をやっていると客観性を失ってしまうんです
「大手は美味しくない」とか..本当にそうなんでしょうか?
何故個人店の自家焙煎の店が必要なんでしょう?
小さいなりの丁寧と手間がある?
そうかもしれませんが結果生まれてくるものが
大手と同じならどうなんでしょうか?
サードウェーブという言葉が20年ほど前から生まれました
少し生豆(素材)の価値にブランドイメージが
上乗せさせられたような気がします
値段がグッとあがりました
味も美味いけどブランドイメージを作るウェイトの
ほうが大きいかなって店が増えた気がします
さらに最近は固定費や原材料費の高騰から原価計算が
シビアになり生豆の品質の割には値段が高い豆が
増えました
「このグレードでこの豆なら大手の豆のほうがいいな」
っというのが増えた気がします
つまり大手のほうがコスパが良いのです
焙煎というのは生豆を活かす工程ですから、どんなに
頑張っても生豆次第です
生豆が良い店はそれなりに高いので普段毎日飲むのは
ハードルがあがるんじゃないでしょうか?
自家焙煎の店舗数と需要を考えるとオーバーストアに
なってきてるんじゃないかと思います
消費者の方も大変なので、この値段でこの味なら
大手のほうがいいって思うようになってくると思います
さらにコーヒーは嗜好品ですから「コーヒーは無くても
別にいいか」っという人も増えてくるんじゃないでしょうか
自家焙煎はトータル的にいかに販売する利益率を下げても
品質を落とさずコスパの良い豆を作る方法を考えていかないと
かなり厳しい時代になっている気がします
コーヒーに限らず品質の良いものを手軽に買うことを
発見することが良い生活を維持する重要なポイントになってきていますね